歯周病菌の活動により、歯肉に炎症が生じたり歯を支える骨を溶かしていく病気です。
進行していくと徐々に歯がぐらついていきます。日本人が歯を抜くことになってしまった原因は歯周病が一位となっています。
【歯肉ポケット/歯周ポケット】という言葉を聞いたことはあるでしょうか。図のようにどちらも歯と歯肉の間にある溝(ポケット)を示す言葉です。この溝(ポケット)は健康な状態では深さ2mm程度で「歯肉ポケット」といいます。
一方で歯周病が進行すると骨が解けていき深さがどんどん深くなっていきます。このようになった状態の溝(ポケット)を「歯周ポケット」といいます。
歯肉に炎症が限局している場合、つまり歯周病の初期段階を「歯肉炎」、進行し歯肉や骨など組織の破壊が生じたものを「歯周炎」と分類します。