歯周病治療|那須おとなこども歯科クリニック|阪急「淡路駅」近くの歯医者

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歯周病治療

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歯周病とは

歯周病とは

歯周病菌の活動により、歯肉に炎症が生じたり歯を支える骨を溶かしていく病気です。
進行していくと徐々に歯がぐらついていきます。日本人が歯を抜くことになってしまった原因は歯周病が一位となっています。

【歯肉ポケット/歯周ポケット】という言葉を聞いたことはあるでしょうか。図のようにどちらも歯と歯肉の間にある溝(ポケット)を示す言葉です。この溝(ポケット)は健康な状態では深さ2mm程度で「歯肉ポケット」といいます。
一方で歯周病が進行すると骨が解けていき深さがどんどん深くなっていきます。このようになった状態の溝(ポケット)を「歯周ポケット」といいます。
歯肉に炎症が限局している場合、つまり歯周病の初期段階を「歯肉炎」、進行し歯肉や骨など組織の破壊が生じたものを「歯周炎」と分類します。

歯周病の進行

軽度

01.軽度

歯肉に炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。

中等度

02.中等度

炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

重度

03.重度

顎の骨が半分以上溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯肉からは膿が出て口臭も増します。最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

歯周病の全身への影響

歯周病はお口の中の病気ですが、全身の血流に乗って歯周病菌は各臓器や血管に大きなダメージを与えます。様々な研究の結果、歯周病は多くの全身疾患に影響を及ぼしていることがわかってきました。
代表的なものとしては糖尿病があげられます。歯周病が進行すると糖尿病が悪化し、また糖尿病が悪化すると歯周病も悪化するという相互に関与する関係となっています。
また歯周病菌が血管内で増殖することで血栓を作る原因となり心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まったり、高齢者の方では誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

歯周病の原因

お口の中には数百種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが不十分だったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言います。粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
この歯垢(プラーク)の中に含まれる細菌が虫歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が多く存在していると言われています。
歯垢は取り除かなければ硬くなり石灰化していきます。これを歯石と言います。歯石は歯の表面に強固に付着し、ブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる原因となります。

歯周病の治療

歯周病治療は歯科医師による治療、歯科衛生士による専門的ケアと、患者様によるホームケアで成り立つ共同作業です。この3つのどれが欠けても、治療の成功は難しいと言われています。患者様の病気への理解がとても大切ですので、わかり易い説明を心がけています。

検査とブラッシング

01.検査とブラッシング

最初に歯周病の進行状態を歯周ポケットの深さ、口腔内写真やレントゲン写真も撮影し診断します。また現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいた上で、効果的なブラッシング方法を学んでいきます。

スケーリング(歯石除去)

02.スケーリング(歯石除去)

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。

歯周外科

03.歯周外科

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、ポケットの外から器具で歯垢や歯石を取り除くことは不可能です。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ、歯垢や歯石を取り除いて歯根の表面を滑らかに整えます。

メインテナンス

04.メインテナンス

治療が終わった後に継続して、良い状態を維持し、再発を防ぐことを言います。そのためには、歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。進行した歯周病の治療が終わった方は、定期的なサイクルで来院し安定した歯茎の状態を管理していくことが大切です。

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